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にっぽんの客船タイムトリップ (INAX BOOKLET)
本,野間 恒
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によって 野間 恒
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ペーパーバック : 80ページ pages
作者 : 野間 恒
コレクション : 本
ISBN-10 : 4872758544
フォーマット : 単行本（ソフトカバー）
発行日 : 2010/12/20
本のタイトル : にっぽんの客船タイムトリップ (INAX BOOKLET)
平均的な顧客フィードバック : 4.3 5つ星のうち（2人の読者)
ファイル名 : にっぽんの客船-タイムトリップ-inax-booklet.pdf (サーバー速度19.45 Mbps)
ファイルサイズ : 22.75 MB
内容紹介 日本最先端の旅のかたち、黄金時代の客船たち 現代のように飛行機が広く普及する前、船は世界へ渡るほとんど唯一の手段でした。 当初は海外に設計を発注し、それを模倣することからはじまった日本の客船づくりは、大正後半から昭和初期にかけ国の威信をかけたものとなり、大阪商船の造船技師・和辻春樹の注力を契機に、外形や機能、室内空間まで日本独自の洗練を遂げていきます。 当時客船のデザインに関わった人物には、和辻の元で力を発揮した中村順平や村野藤吾、あるいは本野精吾など建築家として著名な人物が名を連ね、限られた人々のみが搭乗を許された船上は、まさに最新、最先端の空間でした。 本書は、とりわけ日本のデザインの完成形をみることができる客船として、世界一周の航路をとった大阪商船の「あるぜんちな丸」と、東京から伊豆へ航行した東京湾汽船「橘丸」を中心に、戦前日本の客船と旅の様子をご覧いただきます。 まずは、当時の写真や記事で華やかだった船旅の時代にタイムトリップ。そして、いよいよメインとなる上記の２隻の船内へとそれぞれご案内します。優雅な空間の数々を写真から味わって頂き、図面やスケッチ、建築家のことばから、海外のモードをとらえながらも新しい日本らしさの打ち出しを試みた、技術とデザインを紹介します。つづいて、海上での日々に変化をつけ乗客を楽しませるための様々な船上イベント、クルーが船室の毛布を折った花毛布、美しく装丁された食事メニューからは、船上で過ごすゆったりした時間を追体験できることでしょう。 また鼎談では日本独自の客船が花開くまでの変遷と技術の粋を紹介、論考で中村順平、村野藤吾、本野精吾、松田軍平の功績を解説します。また岡部憲明氏のインタビューから、現代の建築家からみた船の設計やデザインの魅力、苦労をひもときます。 往時の客船のデザイン、文化とともに、船旅の豊かな時間を再現した一冊です。 著者について 野間恒Hisashi NOMA 海事史家。1933年愛媛県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。大阪商船、商船三井勤務などを経て現在にいたる。著書『豪華客船の文化史』（NTT出版）、『商船が語る太平洋戦争』『商船三井船隊史』（ともに私家版）はいずれも住田海事史奨励賞を受賞。The World Ship Society 終身会員。 志澤政勝Masakatsu SHIZAWA 横浜みなと博物館副館長兼学芸課長。1952年神奈川県生まれ。法政大学卒業。横浜海洋科学博物館学芸員を経て現職。担当した主な展覧会「日本の客船」「横浜の造船業」「日本の客船ポスター」「船の画家柳原良平」「横浜港を彩った客船」「豪華客船インテリア画」など。共著に『横浜大桟橋物語』（JTBパブリッシング）。 笠原一人Kazuto KASAHARA 京都工芸繊維大学大学院助教。1970年兵庫県生まれ。京都工芸繊維大学大学院博士課程修了。近代建築史専攻。共編著に『記憶表現論』（昭和堂）、『建築家本野精吾――モダンデザインの先駆者』（京都工芸繊維大学美術工芸資料館）、共著に『近代建築史』（昭和堂）、『関西のモダニズム建築20選』（淡交社）、『村野藤吾―建築とインテリア―』（アーキメディア）、『作ることの日本近代』（世界思想社）ほか。 丸山雅子Motoko MARUYAMA 建築史家。1991年東京大学工学部建築学科卒業。1998年同大学大学院博士課程単位取得退学。工学博士。主な研究はスパニッシュ様式に関する歴史的研究、お雇い外国人ウォートルス兄弟の研究など。
著者 [PDF]から本タイトルをダウンロード-電子ブックをダウンロード
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作者 : 野間 恒
コレクション : 本
ISBN-10 : 4872758544
フォーマット : 単行本（ソフトカバー）
発行日 : 2010/12/20
本のタイトル : にっぽんの客船タイムトリップ (INAX BOOKLET)
平均的な顧客フィードバック : 4.3 5つ星のうち（2人の読者)
ファイル名 : にっぽんの客船-タイムトリップ-inax-booklet.pdf (サーバー速度19.45 Mbps)
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内容紹介 日本最先端の旅のかたち、黄金時代の客船たち 現代のように飛行機が広く普及する前、船は世界へ渡るほとんど唯一の手段でした。 当初は海外に設計を発注し、それを模倣することからはじまった日本の客船づくりは、大正後半から昭和初期にかけ国の威信をかけたものとなり、大阪商船の造船技師・和辻春樹の注力を契機に、外形や機能、室内空間まで日本独自の洗練を遂げていきます。 当時客船のデザインに関わった人物には、和辻の元で力を発揮した中村順平や村野藤吾、あるいは本野精吾など建築家として著名な人物が名を連ね、限られた人々のみが搭乗を許された船上は、まさに最新、最先端の空間でした。 本書は、とりわけ日本のデザインの完成形をみることができる客船として、世界一周の航路をとった大阪商船の「あるぜんちな丸」と、東京から伊豆へ航行した東京湾汽船「橘丸」を中心に、戦前日本の客船と旅の様子をご覧いただきます。 まずは、当時の写真や記事で華やかだった船旅の時代にタイムトリップ。そして、いよいよメインとなる上記の２隻の船内へとそれぞれご案内します。優雅な空間の数々を写真から味わって頂き、図面やスケッチ、建築家のことばから、海外のモードをとらえながらも新しい日本らしさの打ち出しを試みた、技術とデザインを紹介します。つづいて、海上での日々に変化をつけ乗客を楽しませるための様々な船上イベント、クルーが船室の毛布を折った花毛布、美しく装丁された食事メニューからは、船上で過ごすゆったりした時間を追体験できることでしょう。 また鼎談では日本独自の客船が花開くまでの変遷と技術の粋を紹介、論考で中村順平、村野藤吾、本野精吾、松田軍平の功績を解説します。また岡部憲明氏のインタビューから、現代の建築家からみた船の設計やデザインの魅力、苦労をひもときます。 往時の客船のデザイン、文化とともに、船旅の豊かな時間を再現した一冊です。 著者について 野間恒Hisashi NOMA 海事史家。1933年愛媛県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。大阪商船、商船三井勤務などを経て現在にいたる。著書『豪華客船の文化史』（NTT出版）、『商船が語る太平洋戦争』『商船三井船隊史』（ともに私家版）はいずれも住田海事史奨励賞を受賞。The World Ship Society 終身会員。 志澤政勝Masakatsu SHIZAWA 横浜みなと博物館副館長兼学芸課長。1952年神奈川県生まれ。法政大学卒業。横浜海洋科学博物館学芸員を経て現職。担当した主な展覧会「日本の客船」「横浜の造船業」「日本の客船ポスター」「船の画家柳原良平」「横浜港を彩った客船」「豪華客船インテリア画」など。共著に『横浜大桟橋物語』（JTBパブリッシング）。 笠原一人Kazuto KASAHARA 京都工芸繊維大学大学院助教。1970年兵庫県生まれ。京都工芸繊維大学大学院博士課程修了。近代建築史専攻。共編著に『記憶表現論』（昭和堂）、『建築家本野精吾――モダンデザインの先駆者』（京都工芸繊維大学美術工芸資料館）、共著に『近代建築史』（昭和堂）、『関西のモダニズム建築20選』（淡交社）、『村野藤吾―建築とインテリア―』（アーキメディア）、『作ることの日本近代』（世界思想社）ほか。 丸山雅子Motoko MARUYAMA 建築史家。1991年東京大学工学部建築学科卒業。1998年同大学大学院博士課程単位取得退学。工学博士。主な研究はスパニッシュ様式に関する歴史的研究、お雇い外国人ウォートルス兄弟の研究など。
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戦前の日本の客船を「あるぜんちな丸」と「橘丸」を中心に紹介した本。建築本のシリーズであるためか内装の紹介がメインですが、デッキプランや船の経歴なども載っており、船好きにも楽しめる本です。大西洋航路に比べると大きさも小さく性能もおとなしかった太平洋航路の客船ですが、それでも往時の客船文化を垣間見れて興味深いものとなっています。
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