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作者 : 産経新聞社別冊正論編集部
コレクション : 本
ISBN-10 : 4819151142
発行日 : 2015/11/13
本のタイトル : 「樺太―カラフト」を知る ニッポン 領土問題の原点 侵奪―回復ー放棄―不法占拠―そして? (別冊正論25)
平均的な顧客フィードバック : 5 5つ星のうち（10人の読者)
ファイル名 : 樺太-カラフト-を知る-ニッポン-領土問題の原点-侵奪-回復ー放棄-不法占拠-そして-別冊正論25.pdf (サーバー速度23.51 Mbps)
ファイルサイズ : 27.33 MB

内容紹介 産経新聞社発行 別冊正論25 「樺太-カラフト」を知る ニッポン 領土問題の原点!! 侵奪―回復―放棄―不法占拠―そして? 写真を豊富に掲載し、ビジュアルでも楽しめる!! 対ロシア北方領土返還交渉には『「樺太―カラフト」を知る』、これしかない! 北方四島だけでなく、帰属未定の樺太・北千島の不法占拠を続けるロシア。不法占拠強硬姿勢は「これが戦後秩序だ」とする主張に、実は国際法上の根拠がないことの裏返し。樺太・千島を私たち日本人自身が正しく認識すれば、対露交渉は有利になる!! 保守論客の大物Nでさえ「樺太は日露戦争勝利で日本がロシアから奪った」と誤解して憚らない。ことほど左様に、戦後の日本人はソビエトロシアと、その手先となった左翼政治家や大学研究者によって洗脳されてしまった。『「樺太―カラフト」を知る』はこの洗脳を解く貴重な一冊。 ・全国樺太連盟でも活動した樺太研究者・高橋是清が、樺太の歴史の事実を検証。かつて東アジアではシナも朝鮮も樺太を日本領としていた。そこへ領土拡大の〝牙〟を剥き出しに東漸するロシアが、清国から外満洲を奪って沿海州にした。同じ手口で樺太と千島も日本から奪った ・幕末から維新直後にかけてのわが国北方領域をめぐるロシアの対日不平等条約が、武力威圧を背景にして結ばれ、強引に入り込んだロシア軍によって樺太占拠が既成事実化され乗っ取られた事実を、軍事史学会理事で日本大学国際関係学部教授の淺川道夫があぶり出す ・日本人左翼研究者が「日本軍の責任だ」と曲解・宣伝する「尼港大虐殺事件」が、全くのロシア赤軍による犯行であること、日露講和交渉でロシア側が樺太全面返還を覚悟していたことを〝行動する社会科学者〟福井雄三が説き起こす ・無法に侵攻したソビエトロシアが樺太で行った非道な住民虐殺と洗脳教育を、自ら体験した全国樺太連盟副会長の金谷哲次郎が証言する ・樺太だけなく遠くシベリアなどにまで日本人70万人を連行し、10万人を死なせたロシア国家犯罪「シベリア抑留」の実態について抑留問題研究者の長勢了治が実証する ・ロシアが北方四島や南樺太、千島列島の占拠を正当化するために使う「戦後体制」の根拠にする「ヤルタ密約」は、アメリカ議会が否定したのをはじめ国際法上まったく無効であることを早稲田大学教授の有馬哲夫が鋭く指摘する ・日本共産党は、北方四島の返還をめぐり、四島だけでなく全千島列島を戻すよう主張している。一見「ほぉー」と思わせるが、実はロシアを利するものでしかない。ロシアの狙いは小さな島々より、むしろ南樺太の大地を恒久支配することだからだ。日共の歪んだ主張を、党政策委員長と参議院議員だった筆坂秀世の公設秘書も務めた篠原常一郎が暴く ・戦後ロシアとの国交回復に当たった鳩山一郎と河野一郎の〝W一郎〟が自らの功名心のため、いかに国を売り、領土を売ったかを産経新聞の記事を基に編集部がまとめた ・つい30年前まで「南樺太返還期成同盟」という運動が存在し、活発な国内啓発や国際アピールが行われていた。それを休眠に追い込んだのは「へたにロシアを刺激すると北方四島さえ返らなくなる」と弱腰の外務省。だが、この弱腰姿勢の結果、四島さえ返らなくなっている 【全目次は下の「目次を見る」をクリック】 出版社からのコメント 昭和五十年代までは樺太について「日本の領土だったのを敗戦で放棄し、今はソ連が不法占拠している」と認識する国民が確実に多くいました。今、北緯五十度線を入れ、南樺太と北千島を帰属未定に塗り分ける地図はほとんど目にしなくなり、地名は不法占拠するロシア名のみで呼ぶ人がほとんどになっています。 多くの大学は左翼アカデミズムに汚染され、「樺太は日本が武力でロシアから奪った」と、ロシア共産党の主張に沿ってとんでもない捏造を続けています。 さらに元樺太住民らで組織する全国樺太連盟は元民主党北海道議の現会長になって、遅くとも平成32年度までに解散することを決めました。会員減少などを理由にしていますが、樺太の「語り部」たる同連盟が解散して喜ぶのはロシア。このため連盟関係者らが「樺太の歴史の事実を継承していこう」と一般社団法人「全国樺太連盟会」を設立しましたが、同連盟からの申し入れで「全日本樺太研究会」への改称を余儀なくされました。樺太問題はこれほど深刻な状況になっています。 とはいえ、樺太は歴とした日本の歴史的な領土です。なぜ大東亜戦争敗戦処理の中で放棄せざるを得なかったのか、ヤルタ極東密約は米国政府・議会も否定しているように国際法上は無効であること、南樺太・北千島の帰属は現在も未定で、ロシアによる実効支配は国際法上の不法占拠だという事実が、この一冊でよく理解できます。 今日の竹島や尖閣諸島の状況はどうでしょう。南樺太・北千島を放棄・占拠されても何も文句を言わない日本人は領土に淡白だから、占拠さえすれば乗っ取れる―と韓国や中共が同じ挙に出ているのです。四方を海に囲まれているとはいえ、世界で日本人ほど領土に淡白な国民はいません。 戦前の日本人はこれほどではありませんでした。戦後のGHQやソ連、中共による洗脳・プロパガンダの影響は深刻です。シナ、ロシア、朝鮮の脅威が続く中で、さらにロシアとの北方領土交渉を進める上でも、私たち一人一人が領土問題を「樺太」から考え直したいものです。
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